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NBA Final を振り返って

2015年NBA Final は実にスリリングな展開で始まりました。
初戦はホームのWarriors がオーバータイムの末Cavaliers を下し、その勢いで2戦目もWarriors かと思いきや、初戦に続きオーバータイムにもつれ込んだものの今度はCavaliers が意地を見せてWarriors を下しました。
Cavaliers のホームで迎えた第3戦も最後まで目が離せない接戦になりましたが、Cavaliers が逃げ切りました。
これでCavaliers が優位に立ったと思われた方も多かったのではないかと思いますが、4戦目以降はCavaliers が力尽きた展開になってしまい、Warriors の3連勝で幕を閉じました。
Cavaliers は主力選手が怪我で欠場するなど、不運な面がありましたが、第3戦までと4戦目以降のゲーム展開の違いには驚きました。

ところで、レギュラーシーズンにおける両チームのSTATS を見てみると、意外なことが判ります。

まずリバウンドですが、オフェンスリバウンドは1ゲーム当たりの平均で、Cavaliers の11.1回に対し、Warriors は10.4回とCavaliers が勝っています。
Final のゲームでもそれは見てとれました。
一方、ディフェンスリバウンドは、Cavaliers の31.9回に対し、Warriors は34.3回と
Warriors が勝っています。

次に2ポイントシュートの成功率ですが、Warriors の51.3%に対し、Cavaliers は50.5%で、Warriors が僅かですが上回っています。
ちなみに、NBA の公式サイトのSTATS には、3ポイントシュートも含めたField Goal % が掲載されています。ここでは、3ポイントシュートを除いて2ポイントシュートだけの成功率を計算しています。
あくまでもFinal を見た印象だけですが、2ポイントシュート成功率はCavaliers が圧倒しているように感じていましたので、筆者にとっては意外でした。

最後に3ポイントシュートの成功率ですが、これはWarriors が39.8%、Cavaliers が36.7%と、Warriors が圧倒しています。
これは文句なしに、印象通りですね。

こうして主だったSTATS を比較してみると、オフェンスリバウンド以外は全てWarriors がまさっており、Final の結果もその通りだったと納得がいきます。
むしろ、第3戦まではCavaliers のLeBron Jamesが体力の限り奮闘して食い下がったということで、その奮闘をたたえるべきなのでしょう。
奮闘も3戦までが限度で、第4戦以降は文字通り力尽きて、食い下がれなかったという展開ですから、実力通りの結果になったということですね。

話題が変わりますが、2ポイントシュートと3ポイントシュートの選択について考えてみたいと思います。
Warriors の場合、2ポイントシュート成功率が51.3%、3ポイントは39.8%ですから、1stシュートでの得点期待値は、2ポイントシュート:2点×51.3%=1.026点、3ポイントシュート:3点×39.8%=1.194点となります。
したがって、3ポイントシュートを打った方が有利ということになります。
どちらが有利になるかの分かれ目は、得点比率と同じですから、2÷3=66.7%になります。
2ポイントシュートの成功率が40%のチームの場合だと、40×66.7%=26.7%ですから、3ポイントシュートの成功率が26.7%以上であれば、積極的に3ポイントを選択していった方が有利ということになります。

この観点でNBA全チームの2014-2015レギュラーシーズンSTATS を見てみると、
2ポイント/3ポイントシュート成功率の比が66.7%以下のチームはゼロです。
Celtics の66.99%、Heat の67.23%が最低ラインです。
だからこそ、NBA では打てるチャンスがあれば3ポイントを積極的に打つのですね。
当たり前の事ですが、納得がいきます。
ちなみに、Warriors のStephen Curry のレギュラーシーズン・シュート成功率は、2ポイント:52.9%、3ポイント:44.3%でした。
もの凄い数字ですね。彼の場合は、3ポイントだけ打ち続けても良いぐらいで、だからこそ3ポイントを打たれないように執拗なディフェンスをされる訳ですね。

如何でしょうか?
STATS を紐解いてみると、印象とは違った側面が見えてきませんか。
バスケットボールチームに所属している方は、是非自チーム、或いは自身のSTATS を参考にして、シュート選択やゲームプランを考えてみて下さい。

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