バスケットボールのスコア、得点のスコアリングだけでなく、アシスト、リバウンド、スチール、ファウル、フリースロー、ターンオーバー等のプレーを入力し、STATS / スタッツ(統計データ)として記録するためのサイトです。

得点10点と2点 どっちが上?

BASUCOは、STATSの収集をサポートしています。
ところで、STATSの収集なんて面倒なことが必要なのでしょうか?

この課題について、10得点と2得点 どっちが上? という観点からお話しします。
バスケットボールはジャンプボールで試合が始まり、その後は交互に攻撃します。したがって、攻撃できる回数は相手チームと同じか、差があっても1回多いか少ないかの違いしかありません。
攻撃においては、シュートミス、フリースローのミス、ターンオーバー等のミスが発生しますが、これらの内ターンオーバーは絶対に犯してはならないミスであることを、『STATS は誰のものでしょう?』でも記載しています。
この記事も是非ご一読下さい。

シュートミスやフリースローのミスは、得点に絡むミスです。シュートは、打てるチャンスがあればミスすることを恐れずに積極的に打ってゆく必要があります。
しかし、ターンオーバーを犯すと、シュートに行く前に攻撃権を相手チームに渡してしまうことになりますから、その意味合いが全く異なります。

ターンオーバーの影響を、単純化して説明してみます。
シュートの成功確率がほぼ同じチームA、Bが対戦したとして、チームAはターンオーバーがゼロ、チームBはターンオーバーが20回だったとします。
攻撃回数が50回あったとすると、チームAはシュートチャンスが50回なのに対し、チームBはシュートチャンスが30回しかなかったことになります。
試合ではリバウンドもありますから、試合における実際のシュート回数はこれより多いですが、基本的なシュートチャンスは上記のように差がつきます。
これではチームBに勝ち目はないですよね。
このように単純化して考えるとターンオーバーの重要性をご理解頂けると思いますが、実際の試合では、ターンオーバーのことはあまり意識していないと思います。
是非、ターンオーバーにも目を向けて頂きたいと思います。

ターンオーバーが試合を左右すると言っても過言ではありません。さて、ターンオーバーの重要性はご理解いただけたとして、次にその影響をもう少し定量的に考えてみましょう。
シュートの成功率は、チームによって差はありますが、概ね40%弱と考えられます。シュートが外れた場合、リバウンドになります。リバウンドもチームによって差はありますが通常はディフェンスリバウンドの方が多いです。このようなプレーを考慮して計算してみると、攻撃1回当たりで期待できる得点は概ね1点になります。
計算の詳細は、『プレーの定量化に対する一考察』に記載してありますので、そちらも是非ご覧下さい。

これを、前に書いたチームA、B の対戦に当てはめてみましょう。チームA は攻撃回数が50回ですから、50回×1点=約50点の得点が期待できます。
一方のチームBは30回の攻撃回数ですから、30回×1点=30点しか期待できません。ターンオーバーにより、20点分損をしていることになります。逆にいえば、ターンオーバー1回は、約1点の損失になるということです。

次にこれを、選手個人に当てはめて考えてみます。
1試合で10得点あげた選手と、2得点あげた選手がいたとします。どちらの選手がチームに貢献したでしょうか?
普通は、10得点あげた選手だと思いますよね。でも仮に、10得点あげた選手がターンオーバーを10回していたとします。そして、2得点の選手はターンオーバーがゼロだったとします。
そうすると、10得点の選手は、10回のターンオーバーで10点の損失も与えている訳ですから、チームへの貢献という意味では差し引きゼロになってしまいます。
一方、2得点の選手はターンオーバーがゼロなので、チームへの貢献は2点と考えられます。
目立たないけれども、実は2得点の選手の方がチームに貢献していたとも言えるのです。これは極端な例ですが、得点だけで選手の力量を測るのは、偏った判断になる恐れがあることをお判り頂けると思います。

そして、選手の力量を正しく評価するためには、ターンオーバーも含めたプレー内容を記録することが不可欠なのです。
『STATS は誰のものでしょう?』において、STATS は選手自身のものであると言いましたが、STATS の記録がなければ、自分がチームに貢献したのかどうか、自分の課題は何であるのか、そして課題を克服して上手になってきているのかといったようなことが把握できません。
大切なことは、STATS を記録して、ターンオーバーが多い選手が把握できた時に、それを練習のテーマに反映することです。
決して、選手を叱責するための材料に使わないで下さい。それでは本末転倒です。
STATSを記録してターンオーバーが把握できるようになったら、それを練習のテーマに是非とも反映して下さい。

如何でしょうか?
ターンオーバーについて少し掘り下げて考えてみると、バスケットボールがどういうゲームであるのか、見方が変わってきませんか?
中国の孫子の兵法に、『敵を知り己を知れば百戦危うからず』という言葉があります。敵の事だけではなく、自分自身のことも良く知る必要があるということですね。
同様に、バスケットボールというゲームの特性を良く知ることも非常に重要なことです。その上で練習プログラムを組み立て、試合に臨むと違った世界が見えてくると思います。そのために、STATS を記録してみて下さい。

皆さんのご利用、お待ちしております。

コメント/トラックバック (1件)

トラックバック用URL:

この記事のコメント・トラックバックRSS

  1. […] ⇒得点10点と2点 どっちが上? […]

コメントする

※管理人にのみ公開されます

このページのトップに戻る