バスケットボールのスコア、得点のスコアリングだけでなく、アシスト、リバウンド、スチール、ファウル、フリースロー、ターンオーバー等のプレーを入力し、STATS / スタッツ(統計データ)として記録するためのサイトです。

== Statsで読み解く勝敗の鍵1 ==

新しいコラム、『Statsで読み解く勝敗の鍵』の掲載を始めます。
『Statsで読み解く勝敗の鍵』では、NBAのゲームから僅差で勝敗が決まったゲームを取り上げ、Stats から勝敗の鍵が何であったかを探ります。
第1回目は、1月22日に行われたサンダー対マーべリックス戦を取り上げます。

試合は109対106でサンダーが勝利しました。
この試合のチームStats は次の通りです。

             
チームFGMFGA3PM3PAFTMFTAOFFDEFTeam RebTOPTS
OKC4591830111517301114109
DAL40871033161872688106

FGM:シュート成功本数 FGA:総シュート本数
3PM:3ポイントシュート成功本数 3PM:3ポイントシュート本数
FTM:フリースロー成功本数 FTA:フリースロー本数
OFF:オフェンスリバウンド数 DEF:ディフェンスリバウンド数
Team Reb:選手を特定できないリバウンド数
TO:ターンオーバー数 PTS:総得点

上記のStats から次の集計結果が得られます。

     
チームOKCDAL
2Pシュート成功率60.7%55.6%5.1%
3Pシュート成功率26.7%30.3%-3.6%
フリースロー成功率73.3%88.9%-15.6%
オフェンスリバウンド率39.6%19.6%20.1%
ディフェンスリバウンド率80.4%60.4%20.1%
得点:2Pシュート746014
得点:3Pシュート2430-6
得点:フリースロー1116-5
得点合計1091063
総シュート本数91874
A) オフェンスリバウンド数17710
B) ターンオーバー数1486
A - B3-14

オフェンスリバウンド率:自チームのオフェンスリバウンド数÷(自チームのオフェンスリバウンド数+敵チームのディフェンスリバウンド数)
ディフェンスリバウンド率はその逆。

この集計から、2Pシュート成功率はサンダーが5.1ポイント上回っていたものの、3Pシュート成功率、フリースロー成功率はマーべリックスが上回っていたことが判ります。
まさに互角の勝負と言えます。
得点は、2Pシュートによる得点がサンダーが14点多く、逆に3Pシュート、フリースローによる得点はマーべリックスが合計で11点多く、差引3点サンダーが多く得点したという内訳になっています。
ただこれだけでは、この試合のポイントが何であったかは良く判りません。

そこで次に、総シュート本数を較べてみます。
総シュート本数はサンダーが91本、マーべリックスは87本で、サンダーが4本多くシュートを放った事が判ります。
では、この4本の差はどこで発生したのでしょうか?
シュートを外してもリバウンドを取ればまたシュートが打てます。したがって、オフェンスリバウンドの数だけシュート本数が増えることになります。
一方で、ターンオーバーを侵すと、シュートを打つ前に攻撃権が敵チームへ移る訳ですから、ターンオーバーの数だけ、シュート本数が減ります。
したがって、(オフェンスリバウンド数)-(ターンオーバー数)だけシュート回数が増減することが判ります。
サンダーはオフェンスリバウンドがマーべリックスより10回多い結果でした。
一方、ターンオーバーはマーべリックスより6回も多く犯しています。
この差分の4回分だけ、サンダーのシュート回数が多かったことになります。
シュート1本当たりの得点期待値は大体1点ですから、このシュート本数4本の差が勝利を分けたと言えます。
そして、オフェンスリバウンドで、ターンオーバーをカバーし、シュート本数を稼いだということですから、サンダーが3点差で勝利できた鍵は、オフェンスリバウンドであったと言えます。

サンダーのN. Collisonがオフェンスリバウンド6本、ディフェンスリバウンド5本、次いでリザーブのE. Kanterがオフェンスリバウンド4本、ディフェンスリバウンド5本でした。
この試合、サンダーのエースK. Durant がチームトップの24得点を上げていますが、勝利の立役者はN. Collison、E. Kanterであったとも言えます。

如何でしょうか?
Stats を読み解くことで、違った側面が見えてくることがお分かり頂けるのではないかと思います。
次回をお楽しみに。

コメント/トラックバック

トラックバック用URL:

この記事のコメント・トラックバックRSS

コメントする

※管理人にのみ公開されます

このページのトップに戻る