FIBA Asia男子 日本一次予選突破
FIBA Asia男子一次予選最終日、日本はインドを83対65で退け、通算成績を2勝1敗とし、A組2位で一次予選を突破しました。おめでとうございます!
この試合、Q1は終始インドにリードされ、Q1終了時はは15対18と3点差でした。Q2の中盤で逆転に成功すると、その後はインドを突き放し、一度も逆転を許さずに18点差で勝利を収めました。主なSTATS比較は下の表のとおりで、スリーポイントシュート以外は日本が勝っており、快勝だったと言えます。
プレー内容 | 日本 | インド | |
---|---|---|---|
2ポイントシュート | 52.8% | 34.8% | |
3ポイントシュート | 29.2% | 40% | |
フリースロー | 75% | 60% | |
リバウンド | 45 | 43 | |
ターンオーバー | 7 | 15 |
ところで、個人成績に目を向けてみると違った側面が見えてきます。日本は竹内選手が22得点、19リバウンドの活躍をみせましたが、竹内選手はこの試合、40分間フル出場でした。4Qを通して一度も休まずにプレーし続けることは、普通では考えられません。ベンチメンバーも全員プレーしましたから、唯一竹内選手だけが交代せずにプレーし続けたことになります。
一方のインドはこの試合、ベンチメンバーの3人がプレーしていません。竹内選手と同様、40分間フル出場した選手も一人います。イラン、マレーシア戦ではインドもベンチメンバー全員がプレーしています。インドはこの試合で死力を尽くして、スターティングメンバー主体で勝ちにきていたことが、この選手起用から読み取れます。
長谷川ヘッドコーチの脳裏には、初日のフィリピン vs パレスチナ戦、前日の韓国 vs 中国戦が脳裏に焼き付いていたと思います。フィリピン、韓国ともQ4終盤までリードしていながら、最後の最後で逆転を許し、苦杯を嘗めています。死力を尽くして挑んでくるインドに対し、竹内選手を休ませる余裕がなかったのではないでしょうか。一次予選2位通過をかけた死闘であったと言えます。
26日は休養日で、27日から2次予選が始まります。2次予選の初日、日本はB組2位のフィリピンとの対戦です。フル出場した竹内選手の体力がどこまで回復するか、気がかりです。また、3ポイントシュート成功率が29%と低いことも懸念されます。体格でハンディがある分、アウトサイドのシュートが決まらないと、インサイドの攻撃も難しくなります。懸念材料はありますが、インド戦の勝利を次の飛躍へ結び付けて欲しいのもです。
A組の一次予選最終結果は下記の表のとおりです。マレーシアは一次予選敗退が決まりました。
Group A | イラン | 日本 | マレーシア | インド |
イラン 3勝 | - | ○ 86 - 48 | ○ 122 - 42 | ○ 88 - 66 |
日本 2勝1敗 | ● 48 - 86 | - | ○ 119 - 48 | ○ 83 - 65 |
マレーシア 3敗 | ● 42 - 122 | ● 48 - 119 | - | ● 73 - 102 |
インド 1勝2敗 | ● 66 - 88 | ● 65 - 83 | ○ 102 - 73 | - |
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