バスケットボールのスコア、得点のスコアリングだけでなく、アシスト、リバウンド、スチール、ファウル、フリースロー、ターンオーバー等のプレーを入力し、STATS / スタッツ(統計データ)として記録するためのサイトです。

== Statsで読み解く勝敗の鍵2 ==

『Statsで読み解く勝敗の鍵』では、NBAのゲームから僅差で勝敗が決まったゲームを取り上げ、Stats から勝敗の鍵が何であったかを探ります。
第2回目は、1月25日に行われたロケッツ対ペリカンズ戦を取り上げます。

試合は112対111の1点差ででロケッツが勝利しました。しかも延長戦ではありませんでした。
どんなに緊迫したゲームだったのでしょうか?
この試合のチームStats は次の通りです。

               
チームFGMFGA3PM3PAFTMFTAOFFDEFTeam OffTeam
Def
STTOPTS
HOU38801939172173168717112
NOP429113291425163420812111

FGM:シュート成功本数 FGA:総シュート本数
3PM:3ポイントシュート成功本数 3PM:3ポイントシュート本数
FTM:フリースロー成功本数 FTA:フリースロー本数
OFF:オフェンスリバウンド数 DEF:ディフェンスリバウンド数
Team Off/Deff:選手を特定できないオフェンス/ディフェンスリバウンド数

    • NBAではフリースローが2本与えられ、1本目を外した時はTeam Rebound をオフェンス側のチームに自動的にカウントしています。
      BASUCOではPlay by Play から実際のリバウンドだけをピックアップし集計しています。そのためTeam Rebound の数はNBAが公開しているSTATS の数とは違っています。

TO:ターンオーバー数 PTS:総得点

上記のStats から次の集計結果が得られます。

     
チームHOUNOP
2Pシュート成功率46.3%46.8%-0.4%
3Pシュート成功率48.7%44.8%3.9%
フリースロー成功率81.0%56.0%25.0%
オフェンスリバウンド率27.7%31.6%-3.9%
ディフェンスリバウンド率68.4%72.3%-3.9%
得点:2Pシュート3858-20
得点:3Pシュート573918
得点:フリースロー17143
得点合計1121111
総シュート本数8091-11
A) オフェンスリバウンド数1318-5
B) ターンオーバー数17125
A - B-46-10

オフェンスリバウンド率:自チームのオフェンスリバウンド数÷(自チームのオフェンスリバウンド数+敵チームのディフェンスリバウンド数)
ディフェンスリバウンド率はその逆。

この集計を見ると、2ポイントシュートによる得点はペリカンズが20点も多かったことが判ります。
その差を3ポイントシュートとフリースローで挽回したという結果です。
総シュート本数は勝ったロケッツより、敗れたペリカンズの方が11本も多く放っています。
その差はオフェンスリバウンドとターンオーバーに起因します。
敗れたペリカンズの方がオフェンスリバウンドを5本多くとり、ターンオーバーも5回少ない結果でした。
その合計の10回がシュート本数の差になっています。
実際のシュート本数がペリカンズの方が11本多かったのは、最初のジャンプボールでペリカンズから攻撃が始まり、最後の攻撃もペリカンズで終了したため、攻撃回数がペリカンズの方が1回多かった事に起因します。

さて、こうしてStats の集計を見てみると、ペリカンズの方がロケッツを押していたことが判ります。
では何故ペリカンズは破れたのでしょうか?
それは、フリースローに起因します。
このゲームペリカンズのフリースロー成功率は56%で、ロケッツのそれより25ポイントも低い成功率でした。
ペリカンズフリースロー成功率が80%ぐらいであったら、ペリカンズが6点差ぐらいで勝利していたゲームと言えます。
ロケッツが勝ったというより、ペリカンズがフリースローを大量に外してくれたことで勝ちを拾ったという展開でした。
ロケッツファンも、ペリカンズファンもストレスが溜まったのではないでしょうか。
ペリカンズのフリースロ‐を選手別にみると、A. Gee、T. Evansの二人が0/3、N. Coleは0/2でした。この3人が足を引っ張ったとも言えます。

一方のロケッツの課題は何と言っても、2ポイントシュートが少なく、オフェンスリバウンドをとれていないことです。
このゲーム、センターのD. Howardが欠場しており、その影響が顕著に現れていると思われます。

スリリングなゲーム展開かと思いきや、お互いに課題が多い内容であったことが判ります。

如何でしょうか?
皆さんも是非Stats を解析し、自チームの課題を見つける参考にしてみて下さい。

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